補助金と助成金の違い

補助金と助成金の違いですが、最も違うのが原資です。
補助金は税金、助成金は税金以外。
補助金は税金であるために、使用方法に厳格な規定があり、提出する書類も厳格に決まっています。
助成金は税金以外のため意外と書類はおおざっぱです。

そしてどちらも、まずお金を払わないともらえないのは同じです。
補助金は何かを購入するお金を全部自己資金で払ってから、後からお金が入ります。
補助金はものに対するお金です。
助成金は行為に対して支払われます。
補助金も助成金も貰うだけで返済は不要です。

税金以外のお金って何?と思われる方もいると思いますが、厚労省の助成金の場合(国の助成金のほぼ8割)、ほぼ「雇用保険」を原資にしています。
なので使える金額も小さく、ハローワークを通じた雇用系の助成金しかありません。
例えば、出産のために男性社員が育休をとるために3日仕事を休んだら日額8000円を上限に3日分計24,000円助成しますとかですね。
補助金は補助金によって変わりますが、1企業(もしくは個人)に対し50万とか200万とか大きい補助金だと1億とかもあります。

助成金はハローワークで問い合わせるとたくさん出てくると思いますし、書類の書き方も懇切丁寧にハローワークで教えてもらえます。
そして助成金は予算が尽きるまでは、基本的に条件を満たしていればもらえます。
ところが補助金は要件を満たしていても、審査があって審査に合格(採択といいます)しないともらえません。
補助金は書き方を教えるところは一応ありますが(各都道府県にある中小企業庁管轄のよろず相談窓口)、ここの職員の担当者レベルで相当な差があります。
うまいこと上手な人に当たればラッキーですが、下手な人に当たると何回かいても採択されませんw
そして担当者はこちらが変えてくれと言っても変わりません。

よろずがあてにならないので、民間企業で探すとなると、まず最初に補助金書類を上手に作れるのはホームページ制作会社、一部の広告代理店、一部の印刷会社、一部の税理士事務所あたりになります。
補助金にもよりますが、ものづくり(2/3、1000万補助)だと各機械メーカーの営業担当などが得意にしてます。